唐突だが勉強ができるできないの違いは地頭の良さではなんかではない。頑張り方が分かってるだけである。
これが学生時代の命運を分けると言っても過言ではない。
というのも最近分かったのだが、頑張り方にはある法則が存在する。
それは心に落とし込むことである。
頭では勉強しないといけないのを分かっているのにも関わらず実行に移すことができないのは、心に落とし込めていないからである。
個人的に勉強ができる奴は心に落とし込めている気がしていて、自分を操縦するのがめちゃくちゃ上手い。
というわけで今回は頭では分かっていても心が分かっていないと動けない理由と頭で理解していることを心に落とし込む方法をお伝えしたい。
頭で理解する限界
そもそも頭で理解してることを行動に移すことは難しい。
もし仮に行動に移すことができても続かないし、途中で投げ出す可能性が高い。
なぜなら頭で理解してることは根本的にはやりたくないからである。
それを自分に何かしらの理由をつけたり、自分を如何に誤魔化したりして、無理矢理やっているだけである。
勉強がその最たるものだと思う。
性根では勉強はやりたくないけど、やらなければいけない。この葛藤こそが勝負の別れ道。
やる気スイッチの定義
俺自身、勉強の頑張り方が分からず、ダメな人間というレッテルを自分で貼っていて、それこそ頭では勉強をしないといけないことは分かっているのに、なかなか行動に移せなかった学生時代を送っていた。
俺だけのやる気スイッチを探し求めていたのだが、スイッチを押すどころか場所すら分からない状態だった。
今まで散々、やる気スイッチなんていうキャッチーな言葉に惑わされていたが、30歳にして漸くやる気スイッチの正体が分かった。
やる気スイッチの正体とは心に落とし込むことである。
心に落とし込むことでやる気スイッチがオンになり、嫌な勉強だって頑張れるという仕組み。
頭より心で理解しているほうが行動に移しやすい。
自分自身を操縦する技術
心に落とし込むことはやる気スイッチがオンになることと同義なので、何かを成し遂げたいことがあるなら心に落とし込む工程を踏む必要がある。
そして心に落とし込む際には負の感情が必要不可欠であり、負の感情が頭の範疇から引き摺り出してくれる。
ここでいう負の感情とは悔しさや不安などの感情を指すのだが、この負の感情が思いのほか自分を奮い立たせてくれる。
楽しさや歓喜などの正の感情でも自分が奮い立つのだが、これがまた持続時間が短い。
負の感情のほうが持続時間が圧倒的に長いので、踏ん張り続けることが可能になる。
つまり心に落とし込むには正か負どちらかの感情がセットになっていなければならない。
やる気スイッチは感情がトリガーである。
心に落とし込む用途
頭で理解していることを心に落とし込むには正もしくは負の感情が必要と説明したが、果たしてどちらの感情を使えばいいのか。
答えは簡単である。目的によって変えればいいだけ。
極論、短期的に手っ取り早く結果を出したければ正の感情を利用すればいいし、その一方で達成したい目標が長期戦になれば粛々と負の感情を纏わせればいい。
勉強に関しては褒美や歓喜などを報酬として与えるようにしておけば、とりあえずオッケー。
まずは一歩を出すことが大事。問題なのは負の感情である。
負の感情の大きさの重要性
とはいえ負の感情って、なかなか纏えない。
よっぽどの辱めを受けたり、そこそこ痛い目に遭わないと負の感情は芽生えない。
でも自らが率先して絶望や屈辱を味わいたい奴なんていない。
その代わりと言っちゃなんだが、負の感情を乗り越えると無尽蔵のタフネスと仏並みのハートフルが得られるらしい(俺もまだ身習得)
生死を彷徨う大病を患ったり想像絶する虐めを受けたり、乗り越える負の感情が大きければ大きいほど後から得られる人としての厚みは増していく。
既に心に落とし込めている状態
散々、心に落とし込む重要性について説明してきたが、そもそも本当にやりたいことや好きなことは既に心に落とし込めているし、いつでも走れる状態である。
この状態ならわざわざ頭で理解してることを心に落とし込まなてもいい。
むしろこのまま突っ走ればいいのだが、実際問題やりたいことや好きなことだけで生きていくのは厳しい。
やりたいことや好きなことだけで生きるためには、やりたくないことや嫌いなこともやらなければならないので、そういうことを心に落とし込まなければ先へ進まない。
俺自身、ブログの執筆や好きだが、ブログの設営は嫌い。
感情を利用すれば無敵
というわけで今回は頭で理解してても動けない理由と心に落とし込む方法をお伝えしたが、実は俺自身にもバリバリ刺さる内容である。
結局のところ人間の行動の原動力は感情である。
目的に応じて感情を駆使して、自分を操縦することで道は開ける気がしている。
理性(頭)だけで動いていてはいずれ限界を迎えてしまう。
感情(心)で動けばモチベーションなんていう概念は自然となくなる。